ここへ来て自分なりにTwitterの活用がだいぶ板に付いてきました。
そこで、Webの代表的なメディアであるホームページ、ブログ、Twitterについて、その位置付けと活用法などについて、自分なりの考えをまとめておきます。なおTwitterについてはミニブログとかマイクロブログと呼ぶのが適切かもしれませんが、実質一人勝ちなので、あえてこう呼ぶことにします。
ホームページ
Webは当初、ホームページの隆盛とともに広まりました。今ではその存在感は相対的に低下しています。とりわけ個人のそれについては。私も、最近は他人のホームページを見ることはほとんどなくなりました。
でもブログとTwitterはジャーナル的というかフロー的というか、いわば流れていく記事や情報を書き込むメディアです。それとは違って情報を体系化して見てもらえるホームページは、存在価値を失うことはありません。
私もホームページを持っていますが、ホームページの問題点は、
- サイト内検索ができない場合がある
- デザインやレイアウトがイケてなかったり、わかりにくかったりする
- 更新が滞りがち
といったところかと思います。
ブログ
目下最強のパーソナル・メディアだと思います。ブログすら持っていない人は、Webの言説空間には存在しないも同然と言っていい。
ブログのいいところは、
- ホームページと比べ、更新、つまり記事の投稿が容易で手軽
- カラムといった形でデザインの大枠が決まっているので、その分、デザインのテンプレートが量産可能
- ブログパーツなどによって、様々な機能やガジェットを追加できる
- コメントやトラックバックによるコミュニケーション機能を持つ
といったところでしょうか。
今後は、Twitterに代表されるマイクロブログが定着するにつれ、その棲み分け、あるいは連動やシナジーが大きなテーマになってくると見ます。いずれにしろ、ホームページを持たなくてもいいからブログだけは持て、というのが私の持論です。
なお、SNSの中で日記を書いている人も少なくないと思います。ただ現状ブログとは機能の多さという面でもコミュニケーションの広がりという面でも、比較になりません。友だちなどに身辺雑記を見てもらいたい、という以上のことを望む人は、ぜひブログで自分の行動や意見、そして耳寄りな情報を発信するべきです。
Twitter
ブログ以上に気軽に書き込める、というかつぶやけるのがTwitterです。ブログが日単位のメディアなら、Twitterは時間単位、分単位のメディアです。
一部にはメールに取って代わる連絡手段としても機能する、と言う人がいますが、この点は正直ピンと来ません。
私がTwitterに可能性を感じるのは、投稿への敷居が下がることで、あるいは気楽にフォローできることで、Webを通じた情報の発信や共有、意見交換なんかが、ブログ時代と比べて爆発的に活性化することです。
そしてTwitterを前提にすれば、ブログの位置付けや活用法も変わってこざるを得ないでしょう。人によっては、Twitterで全部済ませてしまうのでブログを書かなくなる、ということがあるかもしれませんが、むしろ私などは、
- Twitterでつぶやいたことを、後刻改めてブログの記事(つまり文章)にする
- つぶやき慣れすることで、ブログ投稿の敷居も下がる
といった相乗効果もあり得るのではないかと思っています。
いずれにしろ、私にとってはTwitterのおかげで、何度目かの「Webマイ・ブーム」が訪れています。全く、まだまだWebに飽きるということはなさそうです。