自民党への提言(この先生きのこるには)

投稿者: | 2009-09-05

野党に転落することになった自民党。相変わらずグダグダですね。

党再生の第一歩となるはずの総裁選をめぐっても、いろんな人が勝手なことを言っていますし、そもそも今度の首班指名選挙で「麻生太郎」と書くかどうかなんてことが議論になっている。そんなの論外でしょう。国民から見れば、「自民党も落ちぶれたものだな」という印象しかありません。

さて党再生には何をするべきか。私なりの提言を書かせてもらいます。自民党など野党がしっかりしてくれないと、民主党を見放そうにも受け皿がない、なんてことになってしまいますからね。そしたら、日本は本当に絶望の淵に沈むしかなくなります。

理念をはっきりさせろ
私自身は、自民党が国民の信頼を失った最大の原因は、2005年の総選挙で大勝しておきながら、その後総理・総裁をとっかえひっかえし、そのどさくさで路線を転換していったことにあると考えます。いわゆる新自由主義路線を貫いていれば、2005年時ほど大勝できなかったにしろ、政権を失わなくても済んだのではないでしょうか。

そもそも、進むべき路線がはっきりしていれば、安倍はともかく、福田、麻生という人たちが総裁になることはありえませんから。

で、自民党が今後進むべき路線ですが、「保守」に軸足を置くか「自由主義」に軸足を置くかしかないと思います。両者は似て非なるものです。自民党がどっちを選ぼうが構いませんが、相容れない信条を持つ人は、党を離れるべきです。

政策は現実主義・辛口で
民主党が甘言路線を行くのであれば、自民党はそれとは違うべき道を進まないと。そして国民は「うまい話にはだまされないぞ」と思っていますので、これはむしろ有利なポジションです。バラマキを公約しないと票が集まらない、という思い込みは、随分国民をバカにした話だと思います。

政府・与党への対峙は大人の対応で
スキャンダルなどをネタに民主党を責め立てたり、反対のためのための反対を掲げて国政を停滞させたり、というのは、望ましくありません。この点では、ここ数年の民主党の行動は、もっと批判されてしかるべきではなかったでしょうか。

世襲はすぐにやめろ
二世や三世の議員がいるのは構いませんが、地盤を継ぐ形でのいわゆる世襲は、すぐにやめるべきです。このことが、どれだけ自民党のイメージを低下させ、人材流入の妨げになっていることか。

大胆な若返りなど新陳代謝を
次回の選挙の候補者として、若手をどんどん登用するべきですし、同時にできるだけ多様な供給源に人材を求めるべきです。具体的には、政治家子弟や元官僚以外から。そうしたことが、今後の自民党の躍動感や、もっと言えば創造性に寄与するはずです。

自民党には期待しています。でも私でも思いつくような上記のことすらできないようでは、2~3回の選挙ののちには、自民党が消滅しているかもしれませんよ。

自民党への提言(この先生きのこるには)」への2件のフィードバック

  1. ネーム

    これだけ民主党がチョンボしているにも拘わらず、自民党総裁の発言には気力も
    覇気も感じません。 なんで連日連夜街頭に出て語気を荒げて演説をしないのか。安全保障を除いて民主党の政策にさほど違和感「特に大型公共事業、特殊法人の仕分けは大賛成です」がありません。
    これからは憲法改正、独自の軍備の向上、小型核の開発 、この三点を確立して
    初めて日米の対等、世界に伍して行くものと思う。

  2. ネーム

    これだけ民主党がチョンボしているにも拘わらず、自民党総裁の発言には気力も
    覇気も感じません。 なんで連日連夜街頭に出て語気を荒げて演説をしないのか。安全保障を除いて民主党の政策にさほど違和感「特に大型公共事業、特殊法人の仕分けは大賛成です」がありません。
    これからは憲法改正、独自の軍備の向上、小型核の開発 、この三点を確立して
    初めて日米の対等、世界に伍して行くものと思う。

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