昨日の日経夕刊で知りました。
認知症ケアをスムーズに進めるために、本人があらかじめ記入しておくノートです。エンディングノートを連想しますが、あちらは希望や意思を記入するのが主眼なのに対し、こちらは介護において「個」として尊重してもらうためのもの。「私を知って」ノートとでも言いましょうか。
もちろん両者ともに、書く過程で自己省察や自己発見を促す効果があります。その意味では、誰もが書いておく価値がありそうです。
また記事中の
「大事にしてきた人間関係や生きがいなど幅広く人生観を尋ねるといいのでは」
という介護経験者の方からの提案も、心に響きました。いろんな人のアイデアや実践をもとに、このノートのフォーマットが改善されていくといいですね。クラウドソーシングってヤツです。同時に、子供など家族が聞いていきたいことをヒヤリングするのもいいんじゃないでしょうか。人それぞれ、人生の特徴は異なりますから。
記事ではもう一つ、認知症介護研究・研修東京センターによる「センター方式」というのも紹介されていました。介護スタッフによるヒヤリングの手引き、ひな形のようです。こちらも、勉強しようと思います。