10月1日から赤い羽根共同募金が始まりました。
毎年、毒気のないニュースとして報じられるものですが、ここ数年は募金額の減少も必ず紹介されるようになっています。
asahi.com(朝日新聞社):私の募金、どう使われたの? 赤い羽根サイトで公開 – 社会
募金総額は96年度以降、減少傾向で、08年度は約208億円。
個人的には、赤い羽根がダメというより、他の寄付・募金機会が充実してきた中で、相対的に存在感が低下した面が大きいのでは、という印象を持っています。
あと、「何に使われているのか分からない」という不信感は、いかがわしい街頭募金と一緒くたにされ、割を食っている面もありそうです。
さてサイト「はねっと」を見ると、確かにいろんな用途に使われています。その多様性が共同募金の特徴であり、売りでもあるんのでしょうが、これからの意識の高い寄付者は、自分の思い入れのある特定分野にピンポイントで寄付することを好むのではないでしょうか。言葉は悪いですがどんぶり勘定的な共同募金のやり方は、時代のニーズに取り残されて行っている気がします。
とはいえ年間208億円というのはかなりの実績。緩やかに衰退していけばいいんじゃないでしょうか。