私自身は、ネットでは「原則実名、例外匿名」であるべきだと考えています。
なので、これには少し反論しておきたい。
実名推進派は人の気持ちがわからない人が多い。 : ひろゆき@オープンSNS
敵対する意見の持ち主の人格をあげつらうのは、議論のマナーとしていかがなものかと思いますが、それはさておき。会社員が実名をさらしづらい、というのは、わかります。
会社から明文で禁止されている場合はもとより、実名をさらすことで業務上不利益になったり、単に仕事中は仮面をかぶっているので「素の自分」を出すのが恥ずかしいなど、事情は様々でしょう。
ただ、会社員当人にとっても、会社にとっても、実名をさらすことは不利益ばかりでしょうか?ネットの世界で一目置かれることで人脈が広がったり、有益な情報にアクセスできたりすることがないでしょうか。また会社も、イメージアップにつながり、ひいては商売やリクルーティングに有利になることがあるんじゃないでしょうか。
要は、「会社員が実名さらせるわけないだろ」というのは、視野の狭い思い込みだと思います。
一方、匿名には重大な問題点があります。無責任さを助長したり、他者への攻撃が過激化したりといったことです。内部告発や本音の吐露など、匿名ならではのケースもあるでしょうが、やはり原則は実名であるべきです。
ちなみに上記の記事も、ひろゆきの手によるものとわからず、はてな匿名ダイアリーの記事なんかだったら、「ふーん」で終わりだったでしょう。
実名はもとより、いろんな個人情報をどんどんさらす。そのことにより、ネット上でいろんな縁を得ることができ、ひいてはネットの可能性を享受する機会が増える。そういうものだと思います。義務化などは論外ですが、ネットでの実名さらしを会社員含めて全ての人にすすめたいですね。