メールの「終わり」?

投稿者: | 2009-10-17

よく「パソコンの用途は、メールとネットくらい」なんて言う人がいます。

電子メールもインターネットの一種なので、これは変な言い方なのですが、それはさておき。メールは、「衰退産業」ととらえられています。

「電子メール時代の終焉」は来るか:「メールを使わない人」が増加 | WIRED VISION

さすがに、メールがなくなる、ということは想像できませんが、現在メールでやっていることが、別のものにとって変わられることは増えそうです。次のように。

個人間の私信
これはSNS内のメッセージング・サービスや、Twitterのダイレクト・メッセージが使われる機会が、ますます増えそうです。あと、ケータイのショート・メッセージ・サービスとか(日本でも近々、異キャリア間でやりとりできるようになるそうです)。

メルマガ
これは、ブログで代替できますね。今のところはRSSリーダーの普及・利用率が100%にはほど遠い状態ですが、いずれは誰もが使うようになるでしょう。私などは、最近はRSSリーダーの比重が高まりすぎて、従来型のメルマガは開封すらしないことが少なくありません。

ただ、今のところメール以外で代替できなさそうなものも、確かにあります。まず、Webサービスやオンライン通販のサイトを利用する際に送られてくる、確認や通知のメール。これに関しては、他の手段を思いつきません。あと、普段あまり縁がありませんが、不定時の一斉同報なんかにも、メールは威力を発揮します。また、仕事のやりとりも、メールでやるのが無難だし便利でしょう。

どう考えても、メールの終焉というのは、見通し得る将来に起こりそうにありません。さらに付け加えれば、コンタクトのルートが多元化すると、過去のストックから検索するのが煩雑になるというデメリットもあります。

Google Waveがそういうものかどうかはわかりませんが、文字情報はおろか音声や動画をも含む複数のコンタクト手段を駆使できて、しかもその「ログ」を一元管理できる。そんなアプリケーションなりサービスができれば、いわば発展的解消という形で、メールはなくなるかもしれませんけどね。

それはさておき、GmailなどWebメールは、とても便利ですよ。いまだにOutlook Expressなどのメール・クライアントしか使っていない人がいるなら、メインをWebメール、サブ&バックアップをメールクライアントという風に切り替えることをおすすめします。

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