「批評より行動」の罠

投稿者: | 2009-11-08

よく「評論家にはなるな」と言われます。

問題点を指摘するのには長けているけど、実践には無頓着。そういう人のことを悪い意味で「評論家」と呼ぶのです。

確かに、個人の人生において、あるいはビジネスにおいて、評論家は用無しです。口先ばかりでエラそうなことを言っても、行動が伴わなければ意味がありません。

ただ、これが多くの人の生活、そして生命がかかっている政治となると、そうは言い切れない。「失敗してもいいから、とりあえずやってみよう」というのは、あまりに無責任な態度だと思います。「政治は結果責任」といいますが、それはまさにそういうことで、どんな結果が生じ得るのか、慎重に考慮してからでないと、着手してはなりません。

ここのところ、ある売れっ子評論家(タグ参照)の「暴走」がネットで話題になっています。その突進力は素晴らしいと思いますが、経済政策を主張する以上、経済学的な異論・反論にはきちんと耳を傾けるべきだと思います。私は経済の専門家ではありませんが、どうも彼女の主張には問題が多そうです。

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