11月28日に放送された分の録画を、昨日観ました。観て、良かった!
緩和ケアについては、私も少しは勉強しています。よって番組では、既知の情報、未知の情報、両方がありました。
まず、緩和ケアについて見聞きするときいつも思うのが、いやしくもがんの治療に携わる医師であれば、緩和ケアのイロハくらい知っておけよ、ということ。
多忙だからとか、勉強しなければいけないことがいろいろあるとか、言い訳はいろいろあるでしょうが、かなりの割合(番組内では、8割とも)は、よく知られた医療用麻薬で対処できるとか。そうしたありふれた痛みで患者が苦しんでいるとしたら、医師として恥ずべきことだと思います。
さて、問題は残り2割の難例です。こうした時にこそ、緩和ケア専門医の出番、ということになるのでしょう。番組を観ながら思ったのは、「この分野って、創造性が要求されるよな」ということ。簡単な公式で対処できないので、仕事は複雑になります。時には、ひらめきも大事だったり。でも、だからこそ、面白く、やりがいのある仕事なんじゃないかと思いました。
緩和ケアにおいては、看護師など医師以外の人の役割も大きいです。その辺も含めて、この分野はまだまだ「できること」が、いっぱいありそうです。