今朝の日経新聞に「サービス 値下げの波」という記事が出ていました。一面です。
例として挙げられていたのは、ホテル、学習塾、美容室など。
消費者が価格に敏感になっている折から、食品や日用品のみならず、サービスも値下げを迫られるのは当然と思います。自分たちは値下げの波をかぶらないで済むと考えている人がいるなら、業界自体が腐敗しているか、さもなければ当人がバカかのどちらかでしょう。
そもそもサービスに限らず商売って、お客に価値を提供してナンボです。その意味で、サービスや商品の質を向上させることと価格を下げることは、常に両方を追求しなければいけない目標です。高価格に居直る業者は、それだけでお客様にご奉仕する気持ちが弱いと言わざるを得ません。
もちろんこの値下げは、売り物の質を落としたり、仕入れ業者から買い叩いて原資とするのでは話になりません。あくまで業務プロセスを改善したり、お客様にとって価値にならないものを削ったりすることでひねり出さねば。
商売で最も頭を使うべきなのは、この部分じゃないでしょうか。いかに価値を高めるか。同時に、いかに安価に提供するか。