2015年のWeb

投稿者: | 2010-01-13

雑誌「クーリエ・ジャポン」の特集「次の、ITライフ」に、「2015年 私たちの生活はどう変わっていますか?」という識者インタビューが載っていました。それに触発されてのエントリーになります。

ちなみにそのインタビュー、Twitterを使って行われたそうです。電話でも大して違いはないでしょうが、いかにも現代的ですね。

さて、5年後のWeb、あるいはITライフがどうなっているか、その時点での状況を正確に予測できるはずはありません。2~3年後というよりは少し先のいわば「近未来」の予想図を私なりに掲げてみることにします。

まず、これは5年以内に実現しそうですが、スマートフォン・携帯インターネット端末・ネットブックなどが普遍的に普及して、誰もが「どこでもインターネット」の環境を手にしていることでしょう。

そして次に、あらゆるデバイスがインターネットにつながる段階が考えられます。我々はそれを、ネットを通じてモニターしたり操作したりできるようになるでしょう。分かりやすいのが、外出先からビデオを録画予約をしたり、帰宅前にエアコンのスイッチを入れたりとか、そういうヤツです。

そして最終的には、我々とネットとの接点が多様になり、また相互につながったデバイスが自律的に我々に奉仕してくれる未来が見えます。前者について言えば、もっと肌に密着した形で利用するようなものができ、キーボードを叩くとか指でタッチするとかしなくても、ネットと情報をやりとりしてくれるようになるものが現れるはずです。

さすがにここまで行くには、5年ではどう考えても足りません。ただ、我々が推量する時間軸よりはずっと早く、そうした未来が訪れるものと思います。ちなみにその時代、コンテンツ始めデジタル化可能なものはすべてデジタル化され、しかもそのデータはクラウド上にある、ということになっているでしょう。

先に挙げたインタビューでは、佐々木俊尚氏がプライバシーについて言及していました。確かに、従来のようなプライバシー擁護の考え方ではこんな時代には生きてけないし、もしその考え方がなくならないようなら、上記のようなテクノロジーの浸透を妨げる可能性もあります。この辺のことは、項を改めて。

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