もう一週間以上前のツイートなのですが。
全集なるもの、私は持っていません。ちくま学芸文庫で全19巻の「ニーチェ全集」というのが刊行された時、そのうちの11冊を買ったのが最高です。全集のネックは、高価であることと、場所を取ること、です。プロの物書きや研究者でない自分には、そのネックを上回る必要性がなかったんですね。
電子書籍で全集が刊行されるとなると、話は違ってきます。デジタルですから物理的な「嵩」は問題になりませんし、恐らく、価格も紙の本に比べれば安くなるでしょう。ある程度気に入った書き手のものなら、「とりあえず全部揃えておくか」という気になりそうです。
現時点で、電子書籍版の全集が出たら買いたいのは、以下の面々です。思いつく限り挙げてみました。
- 夏目漱石
- 谷崎潤一郎
- 星新一
- 司馬遼太郎
- 吉川英治
- 山岡荘八
- 中野孝次
- シェイクスピア
- ディケンズ
- ドストエフスキー
- H・ヘッセ
- C・G・ユング
- M・ウェーバー
- A・H・マズロー
- E・フロム
- P・ドラッカー
外国の人のものは、もちろん日本語訳を考えていますが、英語訳でも構いません。あと個人の全集ではありませんが、中国の古典を取りそろえた全集なんかがあれば、ぜひほしいものです。
人生は、短い。けれど愛した作家・思想家の著作は手元に置き、折に触れて読み返したいものです。繰り返し読むような本を持てなかったら、その読書人生はむなしいものだと思います。