財政再建は避けられん

日本の最優先課題の一つが「財政再建」であることは、誰しも異論のないところでしょう。

よく言われるように、財政再建をするには、増税、増収、歳出削減の三つの道筋があります。どれか一つというのではなく、これらをうまく組み合わせて成し遂げるのが、いわば定石です。

増税
増税は一番安易な方法と言えますが、やみくもな増税は景気を悪化させ、結果的に税収減を招くことがあります。経済を活性化させる方向で税体系を見直し、あるものは増税、あるものは減税とし、トータルでは微増、くらいにするのが賢明なのでしょう。ただ日本の場合は、税収が少なすぎますので、これから長い期間をかけて着実に増税していくことは避けられないのも、また事実です。

増収
増収は、財政再建というときにあまり話題になりません。「当てにならない」と思われているからでしょう。けれども、経済を活性化させて税収を増やすのは、実は一番確実な手段です。小手先の増税で経済を悪化させては効果がありませんし、歳出削減も困難ないし不可能なケースが多いからです。

その意味で、この増収という手法は、もう一つの課題である「経済成長」とリンクしており、最も知恵の使いどころだという気がします。なお最近は、世界のいろんな地域で「減税→税収増」という興味深い事例も多く出てきているようなので、参考にすべきです。

歳出削減
さて最後に歳出削減。これについては「ムダ減らし」みたいなイメージで捉えられがちです。間違いではありませんが、我が国の実情には必ずしも即していません。今我々が考えるべきは、高齢化の中で増大する社会保障支出費の伸びをいかに抑えるか、ということにあるのです。これについては、また別の課題である「社会保障制度の再構築」のところで、詳しく考えてみます。

「発散」したら・・・
このまま財政赤字が発散していったらどうなるか。実のところ、よく分かりません。デフォルトなのか、ハイパーインフレなのか・・・。ともあれ、個々人の努力ではどうしようもならないくらい、生活水準が切り下げられることはほぼ確実です。我々が当たり前のように享受している文明の便益が利用できなくなり、一言で言って悲惨な暮らしを強いられることでしょう。そうなることは事前にある程度予想できるわけですから、これに対処することは、未来の日本人に対する現在の世代の責務だと考えます。


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