昨日はネット上で、いろいろ考えさせられるネタが続出しました。
単純化して言えば、Webが世の中に浸透していくのに従って、様々な分野で変革が求められ、あるいは大きなチャンスが生まれようとしている。けれど、旧来の体制派がいわば「抵抗勢力」となって、変革をサボタージュしたり、時には妨害しようとしている、ということです。
私は、Webの子です(「子」というような年齢ではありませんが・・・)。Webの持つ可能性に多大な期待を寄せている者です。Webのパワーを善用すれば、社会の様々な分野でより良い方向への変化が起き、ルネサンスのような文化革命が起こるものと予想しています。そうした私からすれば、Webに対応した変革を拒む者は、分からず屋にしか見えないんですね。
そうした抵抗勢力の一つが、出版業界です。
週刊ダイヤモンドの消えた特集 – 池田信夫 blog
Tech Wave : iPadに期待する米出版業界、期待すれば裏切り者扱いされる日本の業界【湯川】
書籍の電子化でユーザーに大きなメリットが生じるのは自明です。本来であれば、「出版文化」を口にするような出版人は、それを率先して推進するべきでしょう。それが、この抵抗勢力ぶりです。自分たちのパイを縮めないことしか考えてないだろ、と言われても仕方ありません。
そして国外では中国。
中国に反発するグーグル以外のもう1社 ドメイン名大手、中国「.cn」の新規登録を中止 JBpress(日本ビジネスプレス)
こと政治的なことに関しては自由のない国だ、というのは以前からわかっていたことですが、ここまでひどいとは。こうした体制を黙認するのは、大げさに言えば現代の人類の恥だ、とすら思います。
一方、現状に危機感を覚え、あるいは未来に大きな可能性を見ている人は、こんな発言。
■グロービス堀義人ブログ: ■オピニオン:100の行動から始まる「静かな革命」
「ツイッターは恐ろしく貴重な人類の財産」、ソフトバンク孫社長語る:日経ビジネスオンライン
変革を起こす側に回るのか。それとも変革を邪魔する側に回るのか。はたまた傍観者となるのか。それが各人に問われています。こうした「内戦」が勃発していることに気付かない人がもしいるとしたら、鈍感にもほどがありますよ。