昨日からさらに電子書籍付いている私です。
1月末に電子書籍に望むことという記事を書いたのですが、今回の「電子書籍の衝撃」、そして先月初めの角川歴彦著「クラウド時代と<クール革命>」を読んでみて、より具体的というか細かい希望が出てきたので、それを書いてみます。
- フォント、文字色・背景色、文字のサイズは可変であってほしい
- 複数のデバイス(PC、スマートフォン、電子書籍端末等)で読めるものであってほしい
- 現状のハードカバーより大幅に安価であってほしい。値頃と思えるのは300~500円くらいまで
- 書き込みや線引きができるものであってほしい
- できれば、気に入った章句をTwitterなどに転載できるものであってほしい
- デジタル書棚をクラウドに置けるものであってほしい
- 出版社ごとにビューワーや決済方法が別々なのは煩わしい。プラットフォームはせいぜい2~3くらいまでに集約されてほしい
- 読者同士、あるいは読者と著者が対話できる仕組みを併せ持ってほしい
- アップデートされるものであってほしい。いくらかの追加料金は払っても構わないので
こんなところでしょうか。
その他、電子書籍に関して思うこととしては・・・
- 本をたくさん買って読むことに関して、お金と空間があまり制約にならなくなったら、一番の制約になるのはきっと「時間」
- 特別に独創的なものや文芸作品を除き、他に読むべき本を紹介する「ブックガイド」の欄は、電子書籍に必須となるはず。クリックすると購買手続きに進める、という仕組み付きで
- 出版の敷居は間違いなく下がる。よって、コンテンツを魅力的にするのを支援するビジネスの出番が増える。電子書籍は、そういう部分に金をかけてつくるモノになる
- 電子モノのコンテンツには、前金制より投げ銭的な課金システムの方がしっくり来る
さてさて私はというと、今後は専門的なものを除き、極力紙の本ではなく電子書籍を買うようにしたいと考え始めています。それに伴い、話題のiPadとKindle、日本で発売されたら両方ほしいな、とも。そして何より、死ぬまでに最低一冊は自分の著作を電子書籍として発行してみたいものだ、とも。