人に会うということ

投稿者: | 2008-06-28

もう5日も前にエントリされた記事なんですけど、気になる記事だったので取り上げます。

情報収集の最効率化 – 「吉田メソッド」(西岡Blog)

ここで紹介されている日本IBMの吉田けんじろう氏は、「一週間に数回のペースで20人単位の初対面の人と飲む事にしてる」とのこと。ブログ筆者の西岡氏は驚愕したそうですが、誰しも驚くでしょう。仮に週40人の人と会うとしても、年間約2000人ですよ!

まあ多くの人はこれを聞いて、別世界の話だと感じたろうと思います。毎週それだけの人と会っていて、なおかつそれを楽しいと思えるのは、一種の才能でしょうから。また嫌みな見方をすれば、仮に飲み会が3時間あったとしたら、1人と話せるのは平均9分。それで人の何がわかるというのか。

ただ、多くの人はこれとは逆に、新しい出会いが乏しすぎる。週1人のペース(つまり年間50人超)で新しい出会いを持っている人ですら、ごくわずかなのではないでしょうか。その意味で、レベルが高すぎるとはいえ、吉田氏の爪の垢を煎じて飲むのは、いいことと思います。できれば、「ワシは30年で6万人と会ってきた」というタイトルで、本でも出してくれないかな。

さて今の我々には、「ネットとリアル」という観点も付きまといます。これについてはいくつか面で相乗効果が望めるんじゃないでしょうか。まず、ネットで最初に知り合った人とリアルで会う場合、いくらか選別が働いているはずなので歩留まりがいい。さらにブログなどでその人についての予備知識があれば、初対面であってもコミュニケーションの密度が高くなる。さらに、リアルで会ったのちもネットでのコミュニケーションを継続していれば、次に会ったり、仕事を一緒にしたり、人を紹介したりということもしやすくなる。

ちょっと楽観的に過ぎるかもしれませんが、ネットの発展・浸透は、人の出会いを活性化する。今の私はそう期待しています。

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