どうした?どうなる?大相撲

投稿者: | 2010-06-25

大相撲界が揺れています。

暴力団との交際、そして野球賭博などスキャンダルが噴出し、大関・琴光喜は土俵から去らざるを得なくなりそうです。また「そもそも」を言えば、ここ数年で力士死亡事件、大麻など薬物事件、そして横綱の暴力沙汰など、これでもかというほど不祥事が続いています。

大相撲を愛する者の一人として、こうした事態はすごく残念です。と同時に、当事者である相撲協会の姿勢や取り組みはのんきすぎるんじゃないか、と苛立ちを覚えます。

あと二週間したら名古屋場所が開かれることになっていますが、私は今の状況でいつも通り何食わぬ体で「興行」を行うのは、非常識と考えます。「中止」は、当然じゃないでしょうか。もしそうしないというなら、NHKはテレビやラジオの中継を自粛するべきと思いますし、企業は懸賞金のスポンサーになることをやめるべきと思います。

場所の中止というのは重大な事態ですが、コトはそれほど重いと考えます。

ネット上では、相撲協会への制裁めいたものはいろいろ論じられています。天皇賜杯を返上せよとか、公益法人認定を取り消せとか、「国技」と勝手に名乗るのをやめろ、とか。性急な気がしないでもありませんが、特に無理無体とも思いません。大相撲はかなりの危機的状況にあると見ていいんじゃないでしょうか。少なくとも、国民の相撲界に対する視線は厳しいものだと思います。相撲ファンを含めて(相撲好きな人ほど、ここのところの相撲界のていたらくに怒っているという面もありそうです)。

私としては、古くから言われている「八百長」についてもこの際だから徹底的に究明し、ウミを出してしまうべきと考えます。星のやりとり、しかも金銭的対価を伴うようなそれがあったのかどうか。もしそうなら、上記のような制裁も厳しいどころか当たり前、ということになるんじゃないでしょうか。

誰かが言っていたように、大相撲はプロレス程度にマイナーな(プロレス好きの方、ゴメンなさい)競技に格下げされることになるかもしれません。けれどここで「浄化」を図らないと、競技団体としての存続すら危うくなるんじゃないかと思います。相撲が好きだからこそ、関係者の人には本気を出してほしいと、心から願います。

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