ここ半年くらいでしょうか、週刊誌などで「終活(しゅうかつ)」というコトバをよく見かけます。
これは言ってみれば「人生の終わりをより良く締めくくるための前準備」ということです。就職活動、略して「就活」をもじったものなんですね。あと最近は、結婚のための「婚活」、離婚に備える「離活」なんかも、提唱されています。
もとより遺言推進派の私は、終活の趣旨には賛成です。終活をやることのデメリットというのは、ちょっと考えられません。あるとしたら、「もっと前向きなことに時間と労力を使ったら?」ということでしょうか。でもそれは、随分薄っぺらな考えで、取り上げるに値しません。基本的に、終活はどんどんやるべきと思います。またメディアなどがそれを煽るのも、良いことではないでしょうか。
ただ私は、「終活」というコトバは嫌いです。
そこに含まれた軽さが、実態にそぐわないと考えるからです。完全に死語ですが、「カルチャー」を「軽チャー」と書くようないやらしさがありますね、「終活」には。あと、最近は就活で苦労している若者も多いです。その就活をシャレのネタにするのは、不謹慎とすら思います。「終活」を気楽に口にするメディアの人は、きっと就活の苦労なんてことに思いが至らないんでしょう。
わかりやすい言葉ができたことで、普及に拍車が掛かる、というのはよくあることです。結果的に、終活というコトバは日本人の「死に支度」の文化を大いに推し進めてくれるかもしれません。ただ私個人は、当面自分からは「終活」を使わないようにしたいと思います。
私は今朝初めて新聞で、終活と言う言葉を知りました。
大嫌いな言葉です。
同じような考えの方がいらして、ほっとしました。
夢見るタンポポおばさんと言うブログをご覧下さい。理由が書いてあります。
便利ではあるけど、イヤな言葉ですね。
自分では、使わないようにしようと思っています。
ブログ、購読させていただきますね。
便利ではあるけど、イヤな言葉ですね。
自分では、使わないようにしようと思っています。
ブログ、購読させていただきますね。
メディアの言葉遊びの幼稚さには憤りを感じています。
言葉を扱う仕事をしているのに、アナウンサーの語彙力の足りなさが各局ともに目立っております。
もっと日本人としての品格を持った伝え方を習得して欲しい物です。
ピンバック: 終活への疑問・異論に答える | 志の輪、広げよう。
ピンバック: 日本人の死生観と生前準備 | 志の輪、広げよう。
同感です。
これから就活する者ですが、就活と終活を一緒の響きにするな!と言いたいところです。とても不穏で気持ちの悪い言葉です。