みんなの党への不満

投稿者: | 2010-07-16

今回の参議院選挙で10議席を獲得、一気に存在感を増したみんなの党。良くも悪くも、注目の的ですね。

私は、選挙区の方はみんなの党の候補に票を投じました。ただ、当たり前ですがみんなの党をそれほど熱く支持しているわけではありません(といいつつ、ネット党員なんかになったりしてるんですが)。今ある政党の中では「よりまし」くらいにしか考えていない、というのが正直なところです。

現状、同党に対する主な不満は、以下のようなものです。

行政改革、できるの?
同党の最大の旗印は、公務員制度改革など行政改革です。詳細を検討するだけの見識は私にはありませんが、実現可能性という点では眉唾モノだと思っています。与謝野馨氏が同党をポピュリストの党だと批判したそうですが、確かにその懸念はあります。公務員叩きをしていれば国民に受けるから、言ってるんじゃないの?という懸念をぬぐえないのです。

経済政策、インチキ臭くない?
上記は「疑い」レベルの話ですが、これは同党の致命的欠点だと私は考えています。上にも書いたように、他党に比べればましと言える諸政策にあって、経済政策は首をかしげたくなることろが少なくありません。高橋洋一氏がかなり影響力を持っているそうですが、彼のアイデアはかなり特殊というか危ういものなんじゃないでしょうか。党首の渡辺喜美氏が経済音痴であることを公言して憚らないというのも、何だかなぁ、と思います。この弱点が克服されない限り、みんなの党が政権与党の中枢として君臨する、というのは難しいと見ています。

政策が硬直的なんじゃない?
これは、ややないものねだりなお話。「みんなの党」を名乗るくらいですから、政策は国民の英知を結集したものであってほしい。一度打ち出したものを変更したり深めたりすることに対して、積極的であってほしいと思うのです。

あと最近になって同党は盛んに「アジェンダの党」と言うようになりました。言わんとするところは分かりますが、この言葉、マニフェストほどは流行らないでしょうね。

ともあれ、今後も同党には大いに注目し、注文を付けていきたいものです。数少ない期待できる政党であることは、間違いありませんから。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください