ちょっぴり空想めいた話になりますが。
今話題の高齢者所在不明問題に関連して、昨日、こんなことをつぶやきました。
自分は、プライバシーとか個人情報とか、うるさく言うヤツじゃない。なので、どこかで野垂れ死ぬなり孤独死したら、バーコードを「ピッ」てやる感じで、個人を同定してほしい。必要なら、ICチップ埋めるとかも全然OKだわ。
国が一元化されたID番号か何かで個人のデータを把握、仮に「身元不明」のケガ人や遺体として発見された場合、すぐに私・永岡秀樹だとわかるようにしてほしいのです。さしあたりは写真付きICカードが現実的でしょうが、ICチップを体に埋め込むこともやぶさかじゃありません。
ついでに言えば、この個人IDにひもづける形で、たとえば医療情報や年金の支払い・受け取り状況、臓器提供の意思表示、終末期医療についての希望、法的な遺言などを照会できるようになっていれば、利便性は計り知れないと思います。
もちろん、こうした個人情報を国に握られることをよしとしない人もいるでしょうから、強制はできないでしょう。申し込んだ人には税制上などで恩典を与えます、といった形のインセンティブを設けるのが、いいんじゃないでしょうか。
私はリバタリアンを自認しており、いわば小さな政府論者です。けれども、政府をなくすべき、とまでは思っておりません。政府がやった方が社会的コストが安く付くものに関しては、政府にやらせればいいじゃないか、という立場です。
ということで、上記の意見・提案と日頃の持論とは、矛盾していないつもりです。わかりやすく言えば、政府の役割は極限まで縮める、けれど残った部分については、しっかり管理することを求める、といったところでしょうか。