昨日はNHKで、戦争をテーマにした番組を2本観ました。計135分間。
爆笑問題の“戦争”入門
NHKスペシャル|玉砕 隠された真実
後者の方は、軍の上層部が前線の兵士をあっさり見捨てたこと、そしてそれを「玉砕」という美名で取り繕ってきことを糾弾する感じで、勧善懲悪的でした。一方前者は、戦争のいろんな側面を見せながら、戦争を体験した世代・知らない世代が思いをぶつけ合う感じで、かなり見応えがありました。
「“戦争”入門」を観終わったあとの私のTweetが、下記。
知ろうとすること。同時に、簡単に「わかったつもり」にならないことが、大事だと思います。
特に、次のようなことについて知ることが特に重要でしょうね。
- 戦争に至るまでの経緯(なぜ日本は戦争したのか)
- 軍部はどのように戦争を収拾するつもりだったのか
- 兵士や国民は、戦時下、何を体験し、何を思ったのか
- 日本はなぜ負けたのか。もっと「善戦」できなかったものか
- 降伏に至る経緯(特に「国体の護持」がらみで)
よく「戦争を知る世代が生きているうちに、話を聞いておかなければ」と言われます。一理ありますが、戦争に関する発言や記録はすでに膨大なものがあるはずです。研究者でもない我々にとっては、それらのごく一部を「消化」することさえ、大仕事だろうと思います。
関心を惹かれるものがたくさんある現代、戦争の勉強だけやっていられない、というのも事実です。でも一定の知識と見識を持つことは、国内外に膨大な人的・物的損害をもたらした者たちの子孫として、「義務」と言ってもいいほどのものなんじゃないでしょうか。