民主党代表選が盛り上がっているようで・・・

投稿者: | 2010-09-04

14日の国会議員選挙に向けて、大いに盛り上がりを見せてますね、代表選。

マスメディア含めてここまで盛り上がっているのは、結果の予想が立てにくいこと、かなりむきだしの権力闘争が展開されていること、この2点が大きいと思います。民主党の支持者でなくても(現に私がそうですが)政治に関心がある人なら、この代表選に大いなる関心を持つことでしょう。

一部には、「政治とカネ」のことを問題視して、小沢氏の出馬自体を批判する人がいます。けれど、菅氏が無投票で再選されたり、小沢氏の傀儡が立候補することを思えば、「本命」が立候補して文字通り雌雄を決するのは、いいことなんじゃないでしょうか。

欲を言えば、参議院選挙が終わった際に、代表選の日程を繰り上げて、選挙後1ヶ月以内には新体制がスタートするようであってほしかったですね。上記のように私は代表選すること自体は歓迎していまして「そんなことしている場合じゃないだろ」とは思わないのですが、いかんせん、政治空白の期間が長すぎます。

さて、告示から3日。というか、小沢氏の立候補が取りざたされていた頃から含めると一週間近く。両者の対立軸は割とハッキリしてきました。言ってみれば、菅氏は現実派・柔軟派で、小沢氏は2009年のマニフェスト至上主義。

ただ以前小沢氏に期待したことのある私からすれば、マニフェストは小沢氏の政治信念に本当に合致しているものなのかどうか、理解しかねるところがあります。合致するというなら、新進党や自由党時代から「変節」したということになりますし、合致しないというなら、マニフェストがインチキだということになります。どちらにしろ、小沢氏は根っこの部分で信用できませんね。

さてそれはそれとして、今回の選挙、小沢氏が勝つと良いな、と思っています。菅氏は早くも総理の座に居座ること自体が自己目的化しつつあるように見え、彼が政権にいる限り、政治の新しい芽が生まれそうにないからです。小沢氏であれば、もしかしたら日本をメチャクチャにするリスクもありますが、それも含め、「乱」を起こしそうな気がします。そもそも一年前民主党に政権を任せたのは、そうした「思い切ったことをしてくれ」という期待があったからのはず。今になって漸進的改革、しかも逆噴射も少なくない改革で良しとするのは、辻褄が合わないと思うのですよ。

ということで私としては、熱狂的ではないにしろ、小沢氏を密かに応援しつつ、14日を待ちたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください