よく知られているように、今では日本人の2人の1人ががんにかかります。
「がんにならないで済む方法」なるものがもしあるとするなら、とても価値の高い情報ですよね。まさに、金払ってでも買う価値のある。そこまで決定的ではありませんが、がんのリスクをどうやって下げるか、下記の記事は参考になると思います。
ここまで分かった 「がんになる人」「がんで死ぬ人」の生活習慣 約10万人の日本人を大調査 | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]
当たり前ですが、今のところ「これをやればがんに絶対ならない」といった決定的なモノはありません。せいぜい、がんのリスクをいくらか下げられる、という程度。ゼロにできない以上、「がんになりそうなことは、全て避ける」というのは愚かなことです。
よく言われることですが、中にはタバコを大量に吸っていたにもかかわらず90歳や100歳まで生きる人もいます。自分にとって抑圧と感じられない範囲で、健康的なライフスタイルを目指せばいいんじゃないでしょうか。
まさに、
「がんというのは老化現象なので、歳をとればとるほど、罹りやすい。絶対に避けることはできないけれども、ある程度、生活習慣を改善することで確率を下げることはできるということです。でも、あまり神経質になりすぎてストレスが溜まっても逆効果になってしまう可能性もある。
自分の生活習慣を見直してみて、まずはたばこをやめる、飲酒量を減らす、バランスのよい食事を心がける、毎日合計60分程度は歩いたり身体を動かしたりする、というように、できるところから始めるのが健康に長く生きるための秘訣ではないでしょうか」
なんですね。
ちなみに長寿を実現する手法の一つとしてカロリー制限制法というのがあります。記事ではやせすぎは良くない、と書かれていますね。やはりバランスの取れた食事を腹7~8分摂るのが、ベストなのかもしれません。なお、カロリー制限と長寿の関係について初耳、という方は、仮に自分がやらないにしても、ざっと調べてみることをおすすめします。
最後に、これまでのことを混ぜっ返すようですが、「がんにかかり、がんで死ぬのは悪いことか?」という問いもありえます。がんは以前は「不治の病」として恐れられ、毛嫌いされてきました。ただ今は、様々な療法によって余命をいくらか延ばすこともでき、痛みへの対処も可能です。「死ぬのに悪くない病気」とも考えられないでしょうか(身内を辛いがんで亡くした経験のある方は、なかなかそうは思えないでしょうが)。
私も最近知ったのですが、医学の世界ではこんな図が出回っているのだとか。
ともあれ、最初に書いたように、誰しも無縁とは言えないがんのこと。いろいろと学び、考えてみること自体は、絶対に無意味じゃないと思います。