先日、たまたま夜更かしをしていて、NHKの番組「洋楽倶楽部80’s」を観ました。
私にとって80年代の洋楽、つまり英米のポップスは、まさに青春の音楽なんです。
中高生の頃は、邦楽からは離れて、ほぼ専ら洋楽を聴いていました。中学2年くらいから大学生までが、これまでの人生で最も音楽に接していた時間が長かったです。それだけに、思い入れや愛着は半端なものではありません。
今でも、当時の曲をカバーしたものがCMソングに使われたり、カラオケが番組のBGMに使われたりしていますよね。イントロ当てクイズじゃありませんが、数秒聴いただけで「あ、あの曲!」ってわかってしまいます(照)。テレビの現場にも、私と同じように80年代洋楽を聴いて育った人は少なくないのでしょうね。
さて、なぜ私がこれほどまでに惹かれるのか。大きく言って3つの要素があると思います。
まずは、80年代洋楽の持つ性質。メロディが親しみやすく、覚えやすいんですよね。自分は歌詞はそっちのけで聴いていたので、歌詞については語れませんけど。
次に、10代後半によく聴いた音楽は、その人の一生にわたって「思い出の曲」として残るのではないか、ということ。これは他の年代でも言えそうなことですが、やはり10代後半は独特じゃないかと、自分の経験からは思います。
そして最後に、80年代というのは音楽にハマるにはいい時代だったと、今にして思います。ビデオが普及し、各アーティストはプロモーションビデオを競って作りました。当時ブレイクしたのが「MTV」ですね。そして、CDが普及し始め、いい具合にデジタル楽器が活用されるようになりました。「ピコピコ」ってヤツですね。
あれから20年以上経った今日、大量の音楽を聴き、ストックするという点では、恵まれていると思います。けれどその分、往々にして一つ一つの曲に対する愛着や思い入れは薄れてきているんじゃないでしょうか。
半ば若者に自慢するつもりで言いますけど、当時の音楽との関り方って、このツイートみたいな感じだったんです。
Twitter / @遺言コンサルタント・永岡秀樹: @sakaikazunori いえいえ、当時は田舎の …
MTVなんかを録画してテープがすり切れるくらいリピートしたり、FMをエアチェックしてマイ・アルバムを作ったり(レタリングなんかもw)。一つ一つの曲に対する思い入れが、今とは段違いなんですよねー。
さて80年代の風味がする名曲を、最後に一つ挙げておきましょう。REOスピードワゴンの「涙のフィーリング」。こういう変てこな邦題も、当時ならでは、なんですよね。