私のクセの一つに、割合を考える、あるいは意識するというものがあります。
問題となっている事象が、全体のどれくらいなのかを推定することで、コトの重要性や意味合いを相対化しようというわけです。私から見るところ、世の中にはこの意識が欠如している方が少なくないように思います。挙げ句、それほど大したことではないのに大騒ぎしたりする。
経営に関する指標って、分数で表されるものが多いですよね。あと、打率を始め野球の個人成績も「率」つまり割り算で計算されるものが多いです。そういうのに触れる中で、なんとなく身についた習慣、思考のパターンなんだと、自分では分析しております。
上では「推定」という言葉を使いました。世の中のいろんなことって、統計が及んでいないものも多いです。あるいは、仮にあったとしても入手が面倒だったり。でもそんな時でも、ざっくりした数字で「何割くらい」と算定してみることは、プラスになることの方が多いはずです。
こなれない言い方ですが、「割合思考」のクセ、付けてみませんか?