やるのは個々の企業の勝手ですが、やめたほうがいいんじゃありませんか、というお話。
これからの日本、世代間のあつれきが強まりこそすれ、弱まることはないと思うのですよ。特に、現役世代と高齢者世代の間の。そんな中、特定の年齢層を優遇するシニア割引というのは、現役世代にとって気分の良いものではなくなるでしょう。
これは女性のみを優遇するレディースデーなんかにも言えることです。高齢者にしろ女性にしろ、従来は「弱者」と一括りにされてきました。けれどそれには個人差があって、実は弱者と言い切れない人も多いはずです。
企業には、それなりの思惑や計算がおありでしょうけど、こうした年齢や性別で差別するようなやり方は、上策とは言えないんじゃないですかね。
企業に求めたいのは、その企業の製品やサービスに愛着を持ち、ふんだんに購買してくれ、時には他の人にまで自ら進んで宣伝するような、「上客」を大事にすることですね。