ライフスタイルとしての寄付

投稿者: | 2010-12-29

駒崎弘樹さんの「社会を変える」お金の使い方altを読みました。

プロフィールを見ると彼は私より9つ下。日本を代表する社会起業家です。そんな彼が自分の実体験を踏まえた「寄付のすすめ」を書いてくれたことは、うれしくもあり、羨ましくもあります。

語り口は優しいので、寄付についてこれまであまり考えたことのなかった人も、寄付の意義が理解できると思います。この本をきっかけに、日本社会で一人でも多く、一円でも多く寄付するようになったらいいですね。

惜しむらくは、同書の売上げ収益を寄付する、という話がなかったこと。うちうちにはお考えかもしれませんが、できれば「この本の印税の**%をNPO***に寄付します」という宣言があれば、ちょっぴり説得力も増したのではないかと感じました。

さて私は、日本社会にもっともっと寄付が根付いてほしいと考えています。できれば全ての人が、収入の1%以上、遺産の10%以上を寄付するのが当たり前になってほしいですね。ただそれは寄付だけのことではなく、多くの人が普段から社会的なことに関心を持ち、何らかの形で参画しているということが伴っていなければ、持続可能ではないでしょう。

ついでに言えば、普段仕事に費やす5%以上に相当する時間を、ボランティアやNPOのイベントへの参加等に充てるのも、常識になればいいですね。

アメリカでは、名だたるNPOが大学生の就職人気ランキングで一位になったとか。日本でも、NPOやソーシャルビジネスが一定の存在感を持ち、お金も人材もどんどん流れ込むという風になってほしいものです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください