八百長発覚!!

大相撲で八百長が発覚しました。

これまでも疑惑は常にあったわけですが、携帯メールという証拠を突きつけられたからには、言い逃れできんでしょうね。

大相撲、十両力士の携帯に八百長におわすメール 国際ニュース : AFPBB News

警視庁が前年の大相撲における野球賭博事件との関連で押収した力士の携帯電話から、八百長を示唆するメールが見つかっていたことが分かった。国内各メディアが2日、捜査関係者の話として報じた。

時事通信（Jiji Press）によると、メールは複数の十両力士から押収した携帯電話から見つかったもので、当初は削除されていたが警視庁が復元したところ、勝ち星を売買していたとみられる内容のメールがやりとりされていたことが分かった。

メールには13力士の名があげられており、「俺がぶつかったらおまえが倒れる」などといったメッセージがやりとりされていた。また、自分の取り組み相手に、事前に手の内を明かしたり、銀行口座を教える内容のメールもあったという。

毎日新聞（Mainichi Shimbun）によると、十両力士らは勝ち星を数十万円で売買していたとみられる。事態をうけ、日本相撲協会（Japan Sumo Association）は同日午後、臨時理事会を招集して対応を協議した。(c)AFP

相撲ファンとしても「うわさ」はたびたび耳にしていたので、特に驚きはありません。やはりか、という思いです。たださすがにこの件は、野球賭博なんかよりずっと、大相撲の根幹・存立に関わる事態なのではないでしょうか。

徹底究明を
過去に在籍した力士のことも含め、八百長がどの程度あったのか（もはや、あったかなかったを問う段階ではありません）、徹底的に究明することが先決です。外部の人間による委員会のようなものを立ち上げて、現役力士への聞き取り、引退した力士への協力依頼、さらには匿名での通報を受け付けるなど、あらゆる手段を駆使して「ウミ」を出し切るべきです。

その際、一定期間内に申し出たり発覚したら罰を一段階減じる、ということがあっていいでしょう。その代わり、それ以降にバレた場合は、即、相撲界から永久に追放する、と。

しばらくは「冬」に甘んじろ
上記の件で国民の多くが、ウミは出し切ったと感じるまで、疑惑は晴れたことになりません。NHKによる中継や、新公益法人への移行は、「論外」じゃないでしょうか。そして我々国民も、大相撲観戦をボイコットするべきでしょう。

相撲協会関係者におかれましては、本件が大相撲の存立に関わる深刻な事態だと自覚していただきたいです。今みたいな調子では、5年後10年後に大相撲が生き残っているかどうか、わかりませんよ。

再発を防止するには
これは今後いろんな議論がなされるべきでしょう。今の時点での私の提案は、以下の5点です。

• 罰則を明確にする。特に取り組み後に発覚したら、両力士は一発で永久追放
• 八百長を持ちかけたらすぐに露見する仕組み、たとえば通報制度などを設ける
• 取り組みの発表を、当日の朝などに遅らせる
• わざと負けることが金銭的に割の合わないような報酬システムに変える
• 陳腐ですが、力士教育

大相撲は生き残れるか
プロレスを引き合いに出して、「相撲だって八百長があっていいじゃないか」といったことを言う人がいます。でも自分は、割合はさておき真剣じゃない勝負が土俵上で繰り広げられているとしたら、相撲への関心や愛着は急速になくなるような気がします。だって、立ち会い前の仕切りもその前の土俵入りも、全部「茶番」ということになるんですよ！そんなものに時間を割きたくないですし、まして金払ってまで観たいとは思いませんね。相撲界には、その意味でも「本気」になって欲しいです。