地震発生から4日経とうとしています。
こちら関東地方でも、日常が戻るというにはほど遠い状況です。一つは、昨日から始まった計画停電。そしてもう一つは、広範な物不足です。
地震当日(3月11日)は、パンやお総菜などその日に食べるものが売り切れていました。それが翌日以降、いろいろなものに広がっています。私が普段利用するスーパーでは、以下のものが売り切れ、ないしは極度の品薄になっています。
- お米
- ミネラルウォーター
- カップ麺などインスタント食品
- レトルト食品
- パン
他にTwitter上では、乾電池、トイレットペーパー、紙おむつが店頭にないという話も目にしました。そしてガソリンも、随分入手困難になっているようです。私はクルマに乗らないのでわかりませんが。
地震そのものも被害は軽微だった首都圏で、なぜ物不足が起きているのでしょうか。
- 資材が被災地に優先的に回されているため
- 物流が普段ほど機能していないため
- 買い占めのような行為が起こっているため
といったことが考えられます。
買い占めは、ある意味深刻です。少数の人が買い占めを行うと品薄が起き、結果それが、より多くの人の買い占めに拍車を掛けるだろうからです。ある人が銀行の取り付けに喩えていましたが、確かに通じるところはあります。
1970年生まれの私にとっては、オイルショックは歴史的な事象でしかありません。物心ついたときから、スーパーやコンビニの棚は、商品で埋まっているのが普通でした。それを思うと、今回こうしてスカスカの棚を見ると、パニックにはならないにしろある種のショックを覚えるのは確かです。私と同年代かそれ以下の世代の方にとっては、多かれ少なかれ同様でしょう。
一日も早く、日常が戻ってほしいです。買い占めを我慢するということを含め、今の状況では「元の生活を取り戻す」という強い意志が求められているように思います。普通に電気が使えて、コンビニやスーパーに行けば欲しいモノを買える暮らしが、どれだけありがたいことか。今さらながら、実感いたしました。
最後に、強烈な風刺をご紹介します。(元ツイートはこちら)
日本人は、被災地で略奪に走ることはしないが、被災地でないのに買いだめに走るという良くない癖を持っている
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