クラウド音楽サービスに望むこと

投稿者: | 2011-04-01

アメリカのAmazon.comが「Cloud Drive」「Cloud Player」というクラウド型の音楽サービスを開始しました。

米Amazon、クラウド上に音楽ファイルを保存・再生できるサービスを開始 -INTERNET Watch

米Amazon.comは29日、無料オンラインストレージサービス「Cloud Drive」と、オンラインストレージに保存した音楽ファイルをウェブブラウザーやAndroid用アプリで再生できる「Cloud Player」の提供を開始した。

「Cloud Drive」は、5GBのオンラインストレージを無料で利用できるサービス。音楽ファイルのほか、動画、写真、文書の保存が可能で、ウェブブラウザーからファイルをアップロードできる。利用にはAmazon.comのアカウントが必要となる。

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「Cloud Player」は、Cloud Driveに保存した音楽ファイルを再生できるサービス。ウェブブラウザーから利用できる「Cloud Player for Web」と、Android用アプリ「Cloud Player for Android」が用意されており、どちらも無料で利用できる。「Cloud Player for Web」は、Internet Explorer 8以降、Firefox 3.5以降、Google Chrome、Safariに対応。「Cloud Player for Android」はAndroid 1.6以降に対応する。

レコードがCDになり、CDで提供されていた音楽がダウンロード配信されるようになった先には、当然予想できる方向性です。Amazonのことですから、急速にサービスを改善・拡張し、完成度の高いものにしていくことでしょうね。幸か不幸か、日本には当分「Cloud Player」は来そうにありません。もしかすると未来永劫・・・。そこで、このエントリーでは私の願望を勝手に書き連ねてみたいと思います。

いろんな端末から利用できる
これが一番重要です。パソコン、スマートフォン・携帯電話はもとより、専用のプレイヤー端末でも使えるということ。「いつでも、どこでも」を実現するためには必須ですね。もちろん、ネットに接続できなければ使えない、というのはネックと言えばネックですが。

メタ情報を付加できる
プレイリストやレーティングのように、従来のプレイヤーソフトでやっていたことは当然ですよね。さらに曲に対する感想やコメントを付けられたり、曲にまつわる情報をネットから調べてメモのように添付できたりということも望みたいです。あと、いつどの曲を再生したかというログも、何かと役に立つことでしょう。そしてそれらの情報は、次に述べるソーシャル化によってさらに価値を生み出します。

ソーシャルな機能
正直、音楽についてのソーシャル機能がどんな風になるのか、私には想像の及ばないところがありませ。でもそれだけに、どんなものが出てくるか、ワクワク感は強いですね。私なんかでもすぐに思いつくのは、「友人」がお気に入りか何かに登録した曲を知ることができるとか、好みの似た人のデータを元に「こんな曲どうですか」と推薦してくれる機能でしょうか。

ミュージックビデオにも対応
これも、結構重要です。シングルとして発売されるような多くの曲にはプロモーションビデオがありますから、それを観たければ気楽に観られるようであってほしいですね。ついでに言えば、曲を利用して第三者・素人が映像作品を創る、ということも認められるとありがたいです。そのことは曲の楽しみ方をきっと深めてくれると思います。

品揃えについては、もちろん過去にレコードやCDで世に出たものすべて、であってほしいですね。料金は、月2,000~3,000円程度の固定制であれば、誰しも払うのが嫌とは感じないのではないでしょうか。

動画、すなわち映画、アニメ、ドラマ等の全面的なクラウド化は、少し先になりそうな気がします。でも音楽のクラウド化、そして書籍のクラウド化(当然、電子化がそれに先立つか伴うかしなければなりませんが)は、この5~10年のうちに実現してほしいものです。

iPodの出現で、「音楽ライブラリーを持ち歩く」ということが可能になりました。さらに「誰でも、いつでも、どこでも」音楽と書籍のライブラリーにアクセスできるという風になってほしいんです。

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