書籍の電子化は、出版のあり方にさまざまな影響を与えることでしょう。
多くの人が予想しているのが、出版の敷居が下がり、発行される点数が爆発的に増加するだろう、ということです。何しろ、紙に比べると低コストで済みますからね。
当然「玉石混淆どころか、くだらない著作が粗製濫造されるだけだろう」という懸念があります。確かにそうなるでしょうが、それはまた別の問題です。出版という行為が大衆化すること自体は、何も悪いことばかりではないはずです。
すでにブログ・SNSやTwitterを通じて、多くの人が文字などで自己表現することに慣れてきています。書いたものをまとめた形にしておきたい、というのは当然の欲求なのではないでしょうか。日記、自分史、さらに趣味や仕事に関して、生涯に一点もまとまった著作を残さない人の方が少数派、なんて時代が来るかもしれません。そうなっても、私は驚かないつもりです。
私に関係するところでも、自分史や遺訓はもとより、遺言やエンディングノートそのものも、電子書籍化するのは「アリ」じゃないかと思います。更新や改訂が容易なのも、電子書籍のメリットですから。ちなみに私自身も、「遺言のすすめ」的な著述をそのうちにまとめてみたいと考えています。具体化したら、このブログでご報告しますね。
あなたなら、どんな本を書いてみたいですか?
最後に、私のブックマークから「自費出版」タグを付けた記事を3つ、ご紹介します。
もう出版社なんかいらない? | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
安い、早い、手軽! 電子自費出版にブームの兆し – SankeiBiz(サンケイビズ)
自費出版という人生のまとめ方: ヨコハマ・ラウ゛レター