このところ、AKB48とその新曲「Everyday、カチューシャ」が話題になっています。
一つは、発売一週間足らずで、いくつもの記録を樹立・更新したこと。
asahi.com(朝日新聞社):AKB48、宇多田超えた2日目ミリオン
オリコンの25日付デーリーシングルランキングが26日発表され、AKB48の新曲「Everyday、カチューシャ」が発売2日目にして早くもミリオンを突破したことが26日、分かった。24、25両日の総売り上げが108・5万枚に達し、1999年(平11)11月に樹立した宇多田ヒカルの記録を抜き、初週売り上げで女性アーティスト歴代1位に。
音楽情報会社オリコンは30日、人気アイドルグループAKB48のシングルCD「Everyday、カチューシャ」の売り上げが発売1週間で133万4千枚に達し、歴代1位を記録したと発表した。
そしてもう一つは、AKB総選挙のこと。
アイドル集団、AKB48が25日、選抜メンバーを決める「第3回選抜総選挙」の途中経過を東京ドームシティホールで速報した。前回トップの大島優子(22)が1万7156票を集めて1位の座を死守する一方、同8位だった柏木由紀(19)が3位に大躍進。同4位の板野友美(19)が8位になるなど、波乱の幕開けとなった。最終結果は6月9日に東京・日本武道館で発表される。
この二つは、つながっています。「Everyday、カチューシャ」には一枚、「総選挙」の投票券が付いているからです。それが目当てで、CDを複数枚買うファンも少なくないと聞きます。つまり「Everyday、カチューシャ」が売れているのは、楽曲の良さというよりも、主として総選挙が盛り上がっているからということなのでしょう。
AKB48ファンの方の心理は、私にはわかりません。が、端から見ていると随分ファンをバカにした「商法」だと思います。ファンご当人はそれでも満足しておられるのでしょうから、他人がケチを付けるのは余計なお世話かもしれません。でもこうしたあざとい「商法」は、ファン層を拡大するには決して得策ではなかろうと思うのですが、どうでしょう。
AKB48のファンは世間から「キモい信者」みたいに見られて、結果、それがますます信仰を強めることになるかもしれませんねぇ。何ともはや・・・。