政治報道などで「菅首相は、脱原発を旗印にした解散を目論んでいるのではないか?」という話をよく見かけるようになりました。
権力維持のためなら、あるゆる策を駆使する(ように見える)菅さんのことです。あり得べし、と考えておいた方がいいんじゃないでしょうか。
国民投票によって原発の是非を問う、ということには反対の私です。それでも、原発を中心としたエネルギー政策を争点に衆議院の解散・総選挙を行うことには、反対ではありません。むしろウェルカムと言っても良いくらい。というのは、原発やエネルギー問題についてどう考えるかは、その人の価値観や政治信条を如実に反映している、考えるからです。争点形成のやり方次第ではありますが、「体制の選択」といった意味合いを持った選挙となるはずですよ。
民主党が政権に就いたこと自体が不本意だった私にすれば、また期待外れの結果が出るかもしれません。それでも、一定程度の議論や思考を経た上で、日本人の多くが下した選択は、その弊害も含め、謹んで引き受けるつもりです。
とにかく願いは、選挙の喧噪の中にあっても、少しでも冷静な言論が展開されることですね。のちのち「一億総懺悔」みたいなことにならないように・・・。