人の関心は多元的に存在するわけで、汎用SNSには「限界」がある、というのは誰しも思うことでしょう。
[参考記事]
特化型SNSから生まれる次世代汎用SNSが見えてきた(ネット雑記 ~3年後のネットが見えるかも~)
では、それぞれの関心に特化した「特化型SNS」は、どのようなものになるでしょうか。
- 「人」という軸と「ネタ」という軸、両面から、関心に合った情報を得られる
(ネタという点では、「ソーシャルニュース」「ソーシャルレビュー」がキモとなりそう) - フォーラムや掲示板的なフリートークの場がある
- 関心分野の性質に基づいて、ユーザーの手によって機能が追加・修正できる
- それなりの規模のSNSなら、「コミュニティ」のようなサブ・グループを作れる
あと問題になるのは、個人のウェブ上での活動とSNSでの活動がどのように有機的に結びつくか、ですね。
まず、「ソーシャルブックマーク」「ブログ」「ミニブログ/マイクロブログ」は誰しも使うべき・持つべきです。これらはいずれもRSSフィードを吐かせることが容易ですので、誰かある人に関心があれば、どんどんフィードを購読すればいい。
その上で、ブログに関してだけは関心分野ごとにいくつものブログを持つか、特定の強い関心分野と汎用のもの、2つを持つかする。ないしは、1つのブログの中でカテゴリ分けをきっちりして、カテゴリごとにフィード購読できるようにする。
で、SNS内の発言については、一言で済むものはそのまま書くが、それなりの「持論」を持つことについては、結論ないしポイントのみをそこに書き、「続きはブログで」という風にする。
こんな風にすれば、個人ブログと特化型SNSがダイナミックに連動するでしょう。もちろん、SNSメンバーがブログに書いたことが元となって、SNS内で議論が起こったり、ということもあるでしょう。
みんなが「ソーシャルブックマーク」「ブログ」「ミニブログ/マイクロブログ」を持ち(その前提として、RSSリーダーも利用)、ウェブ(とりわけ特化型SNS)を通じて活発に意見や情報を交換し、自己表現をし、交友関係を広め深める。そんな未来を夢想しています。決して、夢物語ではない未来として。