結婚制度の未来

一年近く前に、こんな記事を書きました。

結婚の「廃止」?(2010-10-24)

Twitter上で見かけた談義に触発されたものです。さすがにすぐ廃止すべきとは思いませんが、「結婚制度のあり方は今のままで良いのか?」と問うのは大事だと思います。

そして今朝、こんな記事を読みました。

森村進教授の講演会 〈 こらからの「家族」の話をしよう 〉 がすごい件 part1 – 誰が得するんだよこの書評
森村進教授の講演会 〈 こらからの「家族」の話をしよう 〉 がすごい件 part2 – 誰が得するんだよこの書評

ここで森村進氏は、civil unionの導入を提唱しています。

現在の婚姻制度は強行規定で、それ以外の関係は禁じられていますが、ちょうど民法の売買契約の規定のように、ひな形のようにcivil unionをおいておけばいいわけです。

危険負担や手付のように、あらかじめ民法が契約のひな型を定めておきますと、当事者間でいちいち決める必要がないので、経済学的に取引コストの削減ができます。それと同じように、civil unionの制度を決めておいて、その内容とは違う契約をしたい人は、その契約ごとに変えていけばいい、ということであります。

いきなりすべての婚姻をこのようにするのは、さすがに混乱もあろうかと思います。よって当初は、既存の婚姻と併存する形で、civil unionによる婚姻も認めるようにすればいいのではないでしょうか。そうすれば、重婚(一夫多妻、一妻多夫)や同性愛婚、さらには自由な離婚といったものを実現できます。

次には、従来の婚姻に比べてcivil union婚が不利になることがないのかどうか、またあるとしたらそれを是正すべきかどうか、が問題になります。大きいところでは配偶者控除と相続でしょうか。

前者については、社会保障を世帯単位(あるいは夫婦単位)から個人単位にシフトすることで、格差を縮小ないしゼロにできます。後者については、 遺言を書くことを原則とし、遺留分を廃止してしまえば、基本的に当人の自由に遺産を配分できるということになります。ただし相続税については租税回避の視点が必要なので、「配偶者は一人」といった風にせざるをえないでしょうが。相続税の件はまだ頭の中が整理できていないので、もう少し考えてみます。

なお一部で問題になっており、近々違憲判決が出る見通しの「非嫡出子の相続差別」も、civil union婚+遺言自由で特に問題にならなくなります。民法を改正してもしなくても。

多様な生き方を許す社会は、誰にとっても生きやすい社会となるだろうと信じています。社会的混乱をできるだけ少なくしながらも、こうした制度の導入を考えてみてもいいのではないでしょうか。前回記事でも少し書いた子供の養育の件は、それはそれで重大な問題ですが。

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