ゲームセンターにシニアが集まる

投稿者: | 2011-09-07

「遺言ビジネス」は主としてシニアが対象です。

よって「シニア向けビジネス」「シニア向けマーケティング」といったことには、割と関心を持っています。そんな私が注目した記事が、これ。

asahi.com(朝日新聞社):「ゲーセン」いまや常連はお年寄り シニアサービス充実 – 社会

かつて子どもの遊び場だったゲームセンターがいま、お年寄りも楽しめる「憩いの場」になりつつある。ほかの娯楽施設より安く長く遊べる点が人気のようだ。少子化と若者の「ゲーセン離れ」に悩む業界各社も、シニア向けサービスに本腰を入れ始めた。

(略)

店は2年ほど前から高齢者が増え始め、今は平日昼間の利用者の8~9割を占める。人気は「メダル落としゲーム」。手持ちのメダルを投入して装置内のメダルの山を崩して遊ぶ。上達すると、千円あれば長時間楽しめる。

大半のお年寄りは数時間は滞在し、ゲームの途中でお茶を飲んだり、弁当を食べたりして仲間と雑談して過ごす。「ゲームセンターが交流の場になっているようですね」と酒井康彰店長は言う。タイトーは高齢者向けに、全国約20店舗で今年1月から店内のベンチを畳敷きに変えた。

若者向けだったはずの場所が、次第にシニアの「たまり場」となって行く。ゲームセンター以外にも既にそうなっている商業施設や公共施設は多くあるでしょうし、これからも増えることでしょう。もしシニアをまだ取り込めていない業種・業態があるなら、「シニアに来てもらうには、どうすればいい?」と自問するべきかと。

よく言われるように、「年寄り向け」というのを表に出しすぎると、シニアには敬遠されます。シニアの興味を引いて、しかも繰り返し使ってもらえるサービスや商品をどのように創るか。あらゆる業界の企業や人が、挑戦すべき課題ではないでしょうか。当ブログも、こうした「シニアビジネス事情」みたいなテーマ、これからますます増えていくことと思います。

さてそんな私が、最近読み始めたブログがあります。

村田裕之の団塊・シニアビジネス・高齢社会の未来が学べるブログ

実際にシニアビジネスの立ち上げに関わっているだけあって、説得力がありますし、勉強になります。この辺のことに関心のある方は、ぜひご購読を。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください