『死ぬときに後悔しない「こころの遺産」の贈り方-今日から始める愛する人への「メッセージ」作り』を読みました

投稿者: | 2011-09-08

ほぼ2ヶ月前に発売され、その当時(たぶん発売前)から猛烈に気になっていた本です。

諸事情で入手するのが遅くなりましたが、この度やっと手に入れ、一日足らずで読み通しました。

Amazonの内容を引用すると、こんな本です。

多くの遺族に寄り添ってきた悲嘆(グリーフ)ケアの専門家が教える、いま私たちに最も必要とされている実践的ガイドブック。本書では、遺された家族の悲しみを癒すだけでなく、あなた自身の人生をもポジティブに変えてくれる、メッセージ作りの具体的な方法を紹介。

そして先ほどブクログに書いた私のレビューがこちら。もちろん、星は5つ付けています。

若くして母親を喪った筆者が、苦しみ、学び、行動する中で得た確信。それは、喪った人とのつながりを保つことは、遺族の心の救いになる、ということ。そのためのツールとして、「こころの遺産」を遺すことを勧める書。

これまで自分が漠然と考えてきたことと一致する部分が多く、読みながら何度も「そうだ、そうだ」と相づちを打った。ただ死後にサプライズのプレゼントを遺す「未来の贈り物」という発想は、自分にはなかった。参考にしたい。

本書の中では、多くの関連書籍、映画、音楽が紹介されている。これらを少しずつ、鑑賞したいと思う。この本自体はもとより、この本に書かれていることを「宣伝」するために一生を捧げてもいい、と思える。それほど、自分の人生にとって大きな出会いとなる本だ。

私が提唱する遺言の中でも「メッセージ」はとても大切な位置を占めております。ただそれについて真正面から書いた本というのは、ないに等しいといいうのが実情です。強いて言えば、「見えない財産を遺そう―「倫理遺言(Ethical Wills)」のすすめ 」が、それに近いくらいで。その意味で本書との出会いは、生涯の同志にめぐり合った気分です。上にも書いたように、一生をこの本の「宣伝」に捧げてもいい、とすら思うくらいで。

これからしばらく、この本に書かれていることを紹介したり、私の感想やコメントを述べる記事を書いていくつもりです。まずは、こうしたテーマに関心のある方には、ぜひ読んでもらいたいですね。日本の実情からは、また違った視点やポイントがあるはずなので、同志と意見交換してみたいです。

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  1. ピンバック: 志の輪、広げよう。

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