私の人生のミッションは「遺言を弘める」ことです。
その実現のためには、ありとあらゆることを実践したいと思っています。他方で、私なんかのこうした努力より大きな効果を持ちそうだな、と思っていることがあります。それは、ある人の遺言の中で「宛名」になった人が、自分でも遺言を書くということ。
家族であれば、「遺言文化」とでも言いましょうか。習慣や価値観が家族で受け継いで行かれるのと同じように、遺言を書くということが一つの文化として、代々受け継がれていく。
他にも、友人や先輩から遺言でメッセージを託されることもあるでしょう。一人でも多くの人に、そのバトンを次の人に渡してもらいたいものですね。
「ペイ・フォワード」は、誰かに恩を受けたら、別の三人に恩を送る、という考え方です。ちょうどそんな感じで、遺言を書く人がネズミ算的に増えていくといいな、なんてことを思ったりしています。