シニアの起業ブーム?

投稿者: | 2011-10-07

ここのところ、立て続けに表題の趣旨のテレビ番組がありました。

後者は前者からヒントをもらっているかもしれませんけど。

NHK クローズアップ現代 “もう一旗揚げたい” 増えるシニア起業(2011-09-19放送)
"第二の人生が面白い!~急増する熟年起業家~" 日経スペシャル ガイアの夜明け : テレビ東京(2011-10-04放送)

こうした番組によって、何となく起業を考えていた人が「よし、自分も!」と思い立つこともあるでしょう。「ブーム」と言っていいかどうかわかりませんが、今後もこうした流れは続くでしょうし、メディアに取り上げられることも多いでしょう。

会社勤めだと、限定された「役割」を務めることで日々が過ぎて行ってしまいます。自分の培った経験や知恵を、別の形で活かしてみたい、というのはかなり普遍的な願望なのではないでしょうか。

そして何と言っても、多くの人が「人生80年時代(女性の場合は、90年時代)」という意識を持っています。60歳かそこらで引退してあとは「余生」というのでは物足りない、という気持ちを持つ人も多いでしょう。多少の財産リスクを冒してでも。

「うまく行かないケースも、多い」といったシビアな現実を同時に伝えることは必要かと思いますが、基本的にはこの流れを大切に育てていきたいものです。中高年によって起こされた事業が、次の世代の中高年に受け継がれ、あるものは分化し、あるものは使命を遂げて終わっていく。そうしたサイクルを確立したいものです。「お金」や「ノウハウ」等で起業をサポートする機関・組織も必要でしょうね。

さて「起業」というと、民間営利企業だけが思い浮かびます。ただ起業をお考えの方には、もっと広い視野で構想していただきたいものです。やることの中身によっては、NPOも有力な選択肢になりますから。

かく言う私が関心を持つフィールドも、遺言・相続・葬送・終末期医療といったものです。「お客」は主に中高年。とあれば、中高年起業にはなじみやすい分野だと思うんですよねぇ。

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