日本の大企業はなぜイケてないのか

投稿者: | 2011-10-21

このところ、「ダメだなぁ、日本のメーカーは」と感じてしまうことが多いです。

日本人ですので、外国企業と日本企業でそれほど違いがなければ、日本企業の製品やサービスを選びたいと思っています。でもそれが、なかなか難しい・・・。

今現在大企業で働いているわけではないですし、そもそも大企業の経験は限られたほどしかないのですが、次のような点が大企業の製品やサービスをつまらないものにしている主因だと推察します。

消費者の顔が見えていない
自分たちの論理や都合を平気でユーザーに押しつける。真の意味で消費者本位、顧客本位になっていないんですね。あと企業の上の方に立っている人が、自身で消費者として生きている面があまりに弱く、消費者としてのセンス、嗅覚のようなものをあまり持ち合わせていないことが多いのも、致命的でしょう。

企業の中が画一的
新卒で入った者たちが、長年その企業で働き、共同体のようなものを形成している。結束力が強まる面もあるでしょうが、独創的な発想や、とんがった人材を生むのには向いていません。とりわけ今のように変化の激しい時代には、こうした点ははっきり「弱点」になっています。

まとまりが悪い
上のこととは矛盾するようですが、案外内部での対立やセクショナリズムが強いのも、日本の組織の特徴です。まぁこれは、昨日、今日始まったことではないですが。

トップが能力不足
最終的には、こういうことになるのでしょう。上のような問題点があっても、真に優秀で組織を鼓舞できるリーダーが上に立てば、何とかなるものでしょう。けれど減点法、消去法で選ばれるような可もなく不可もない人では、大胆な経営は無理というもの。育成まで含めて、日本の大企業は有能なリーダーを輩出しづらい、もしくはできない組織になってしまっているのではないでしょうか。

やはりここは、結果が出せない企業が淘汰されて行き、よりましな企業が勝ち残っていく。そうしたプロセスを経ないと、状況は改善しないのではないか、と感じます。

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