「おめでとう」はNG?

投稿者: | 2011-12-13

今年も残すところあと3週間を切りました。そろそろ年賀状の準備をする時期ですね。

そんな中、一部に「来年の年賀状に”明けましておめでとう”と書くのは、不適切・不謹慎なのでは?」という向きがあるようです。東日本大震災で多くの人が犠牲になったから、ということのようです。

確かに、震災(とそれに伴う原発事故)は2011年の日本・日本人にとって重大な出来事でした。でも、全ての日本人がその悲劇に等しく遭ったわけではありません。身内に被害があったわけでもない人、被災地から遠く離れた人までも「被害者面」するのは、偽善が過ぎるのではないでしょうか。

もし「”おめでとう”はやめよう」みたいな風潮が広まるとしたら、震災後に一時あった自粛ムードの再現という気がします。たとえば正月明けのテレビで芸能人やアナウンサーが「明けましておめでとうございます。」と言ったら、抗議の電話が来たりするんでしょうか?何か気持ち悪いですね。。。

そもそも震災は確かに大災害でしたが、日本国内では毎年無数の災害や事故が起こっています。また目を海外に向ければ、それに加えて戦争・紛争のたぐいも。「震災があったから正月はめでたくない」なんて言ったら、毎年そうならざるをえないじゃありませんか。

被災地から離れたところに住む人も、震災に思いを馳せることは大切です。でもやはり、年末やお正月は普通に迎え、過ごしたいものです。少なくとも、他人に「自粛」を押しつけるのは本当にやめてもらいたいですね。

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