被曝の「恐ろしさ」

投稿者: | 2012-01-17

原発事故のあと、「危険厨」「安全厨」という言葉が生まれました。

大東亜戦争時に南米移民の間に生まれた「勝ち組」「負け組」に似ていますね。お互いに、「自分は客観的に物を見ている」と思っているんですが、相手方から見ると都合の良い情報しか目を向けず、偏見に充ち満ちているという・・・。

ちなみに自分は「安全厨」です。

原発事故の直後は、「関東から避難した方が良いのか?」と考えたこともありました。実家が島根県にあり、弟・妹始め親戚のほぼ全員が中国地方にいる私(しかもいまだ独り身)にとっては、関東に居続ける義理やしがらみは乏しいですので・・・。

それでも、事故が起こってから私なりに情報収集やお勉強した結果、今回の事故による放射線被曝は福島県内においてさえ「緊急避難」するほどのものではなさそうだ、という結論に至りました。はっきり言えば、「危険厨」の学者やジャーナリストの言うことはデタラメなのが多いのに対し、「安全厨」の学者やジャーナリストの言うことは信用に足る、という心証を持っています。

後者は前者に「御用学者」「御用ジャーナリスト」などと罵られています。あと何年かすれば、言われたことの方がむしろ名誉で、そういう浅はかな決めつけをした人こそ知的誠実さの欠片もない人だった、ということが明らかになるのではないでしょうか。

今の時点で、

  • 放射線被曝による健康被害は、ないに等しい。むしろ、放射線恐怖のストレスや放射線忌避に起因する二次的健康被害の方が、はるかに大きいものとなりそう
  • 放射性物質の「除染」は、やらないよりはやった方が良い。ただ、たとえば「年間1mSV未満」を達成するために何兆円もかけてやるというのは、あまりに費用対効果が悪すぎる

ということは、かなりの確かさをもって言えそうです。

「放射能汚染」の恐怖を煽る人やメディアは、満員の劇場で「火事だ!」と叫ぶくらい犯罪的な行為だと思います。原発事故から10ヶ月以上経ってもますますのさばる「危険厨」とは、徹底的に戦いたいですね。社会的影響力がゼロになるくらいまで。

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