橋下劇場に距離を置く

投稿者: | 2012-01-30

大阪・橋下徹市長の言動が、とても注目を集めています。

大阪市・大阪府で「改革」を進めるということもさることながら、「維新の会」の国政進出さらには氏の総理就任への期待が、日に日に高まっているように感じられます。

主として左寄りの識者が「ハシズム」などと言って氏の政治思想や政治手法(主に後者ですかね)を批判しますが、ことごとく論破、というか粉砕されています。それがまた、人気の高まりに拍車を掛けるような結果につながっているようで。一部では批判した人がバッシングに遭うといったことも散見され、もはや「橋下信者」とでも言うべき人が多く出ている感じがします。

私自身は、アンチと言うほどではありませんが、氏への期待感の高まりには付いていけない気がしています。一部では氏のことを「新自由主義者」「リバタリアン」と捉える向きがあるようですが、ちょっと違うのではないでしょうか。少なくとも私は、小泉元首相に対して持った期待感・親近感を、橋下氏には覚えませんねぇ。世代はかなり近いんですけど。

日本が直面する国政上の課題は数々ありますが、その処方箋についてはかなり広く合意できるものも多いはずです。今の政界に必要なのは、熱狂的な改革運動のようなものではなく、そうした課題を着実にこなしていくことだと考えます。もちろんトップに人気や人望があればそれに越したことはありませんが。

ということで、関東にいてメディアを通じて大阪を見ているせいもあるんでしょうけど、さしあたりは「橋下劇場」に距離を置くつもりです。ブログで言及するのも、今さらという感じだったでしょ?

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