生涯学習と死生学

投稿者: | 2012-02-07

朝日新聞が報じた”生涯学習に「人生の締めくくり方も」”という話題。最近ではあまりないくらい興味津々です。

朝日新聞デジタル:生涯学習に「人生の締めくくり方も」 文科省有識者会議 – 社会
【ニュース】文科省有識者会議が、死生観に言及した異例の報告書をまとめることに | 遺言ニュース

人によっては「文科省に指図されたくないね」という感想を持つことでしょう。ただ、文科省が特定の死生観を押しつける、ということは考えられません。余計なお世話という面はなきにしもあらずですが、基本的に望ましい方向性なので、文科省がその推進役になってくれるのなら、うまく活用するのが賢明。これが、私のスタンスです。

そして死生学なり死についての学びというのは、個人の人生観・死生観や年齢、人生経験などによって多様なものとならざるを得ません。標準的なテキストがあって、テストで成績を付けて、といった学校流のやり方は、そもそも成り立たないんですよね。

あとこれは私の偏見あるいは希望的観測かもしれませんが、みんなでないにしろお年寄りの多くは「老い」や「死」について考えたい、語りたいという欲求を持っているように見受けられます。生涯学習の体系に「老い」や「死」がきちんと位置づけられれば、生涯学習そのものも活性化し、参加率が高まるのではないでしょうか。

ともあれ、報告書が出るのを心待ちにしたいと思います。そしてそれまでの間このブログでも、私なりのアイデアなり提案なりを何度か書きとめておくつもりです。

生涯学習と死生学」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: 死について学ぶ「カリキュラム」 | 志の輪、広げよう。

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