【すごいぞ日本】ファイルVIII 長寿のDNA(1)世界最古企業のサバイバル – MSN産経ニュース.
日本の自慢のひとつとして、百年を超える社歴を持つ長寿企業・老舗が、文字通りごまんとあることが挙げられます。
どうして、我が国ではこれほど長寿企業が存続できるんでしょうか。いずれも仮説の域を出ませんが、ブランド・看板の持つパワーと、婿養子や番頭という制度の存在が大きいんじゃないでしょうか。
ブランドというか看板の持つパワー。それは、顧客や地域住民から尊敬や信頼を集める資産であると同時に、経営者や従業員を律するムチでもあると思うんです。「看板を汚すことはできない」という言葉が、その機微をよく表しているでしょう。看板を汚さないために、質の高い仕事を目指したり、堅実な経営に励んだりする。そのことが、企業の生き残りの可能性を高めているんだと思います。
婿養子や番頭という制度。長寿企業は同族経営であることが多いです。そんな中、婿養子や番頭に能力のある者を充てることで、同族経営にありがちな緩みを防いでいる。その辺の融通無碍なところも、日本の組織の強さなんじゃないでしょうか。
さて、次元は違いますが皇室は現存する最古の王室です。国の頂にこうしたご長寿さんがいるということも、長寿企業の存続にプラスになっているかもしれませんね。