予防医学にはこういう考え方・概念があるのだそうです。
一次予防は、病気になることそのものを防ぐこと。二次予防は、病気になったとしても早期に発見・治療して悪化するのを防ぐこと。だそうです。生活習慣病、認知症、がんなど、いろんな病気について言えそうです。
正直、後者に「予防」という言葉を遣うことには若干違和感があります。ただ二つを区別し、それぞれの対策をきめ細かく考えるのは、大切なことに違いありません。「きめ細かく」と言うと煩雑に感じられ、しかも病気ごとにそれをやるなんて不可能に感じられるかもしれません。でも多くの病気で一次予防の項目は共通しますし、あとは体質や生活習慣等に基づいてリスクの高い病気を診断し、それに即した対策を考えればいいんじゃないでしょうか。いずれはここに、遺伝子診断も活用されるようになることでしょう。
このブログで何度も書いていますが、がんや認知症といった「国民病」については、全国民がある程度の知識を身につけておくことが必須です。自分がなるかもしれませんし、家族がなるかもしれませんから。その際、予防(特に一次予防)の原則のようなものもぜひ身につけておきたいものです。
- 野菜や果物をふんだんに摂る
- 発酵食品や魚など、日本の伝統的な食事を摂る(ただし塩分には注意)
- 暴飲暴食をしない
- 適度に運動する
- タバコは吸わない
- 酒は控えめに
- ストレスをためこまない
といった項目は、当然あらゆる病気の予防につながりますよね。ま、わかっていてそれを素直に実践できれば、誰も苦労しませんけど。