高齢化の進むこれからの日本において、介護や医療は「成長分野」と見られています。
それ以外にも、人口構造が変化することにより、今より社会的ニーズの高まる産業・ビジネスはたくさんあることでしょう。既存のビジネスにおいても、特別に若者向け、子供向けというものでない限りは、多かれ少なかれ「高齢者シフト」「シニアシフト」を迫られることと予想します。
「生前準備ビジネス」「終活ビジネス」といったものも、これから続々生まれるものと思います。老いや死に対する社会的関心は今よりずっと高まるでしょうから。また、シニアの起業や雇用の「受け皿」としても有望と思います。
そうした状況において、遺言はプラットフォームと考えている私としても、いわば「業界発展」のために何か貢献できないものか、考えています。金を出す、知恵を出す、労力を提供する等々によって。野望を言えば、この業界における渋沢栄一みたいな存在になれたら、素敵ですね。
それはさておき、どこかの成功した起業家の方が、ファンド・基金のようなものをつくり、後進の育成に乗り出してくれないものか、とは思います。そしてそのファンド・基金のおかげで成功した次世代の起業家が、ファンド・基金をより一層充実させる、と。IT分野におけるシリコンバレーのような拠点ができるとは思えませんが、少なくともネット上には起業家のコミュニティができることでしょうね。