一つの記事が話題になっています。
臨終の人が後悔する5つのことから生まれた、よりよく生きるための5つのToDoリスト : ライフハッカー[日本版]
苦痛緩和ケアの看護士Bronnie Ware氏は、臨終に際した人が最も後悔すること5つをリストにしました。ブロガー・デベロッパーである起業家のPaul Graham氏は、このリストを生かして、以下の5つの指示をToDoリストの一番上に追加したそうです。
- 夢をあきらめないこと
- 働き過ぎないこと
- 思っていることを口に出すこと
- 友だちを大事にすること
- 幸せでいること
元ネタである「後悔すること」の方も、3ヶ月ほど前に大きな話題になりました。
ナースが聞いた「死ぬ前に語られる後悔」トップ5 | Pouch[ポーチ]
項目だけ転記しておくと、
- 自分自身に忠実に生きれば良かった
- あんなに一生懸命働かなくても良かった
- もっと自分の気持ちを表す勇気を持てば良かった
- 友人関係を続けていれば良かった
- 自分をもっと幸せにしてあげればよかった
です。
ともに、一見の価値のある記事・リストだと思います。こういう知恵や気づきが社会的に共有されやすくなっていることこそが、ネット社会における最大の恩恵と言えるのではないでしょうか。
上記を通じて感じるのは、「やって後悔するより、やらないで後悔することの方が多い」ということでしょうか。やりたいこと、やるべきことがあるなら、恐れたりためらったりせずにどんどんやってしまえ、ということになろうかと思います。他人への迷惑は少し考えた方が良いでしょうが。
私の考える遺言の中では、「遺訓」も大きな要素を占めています。遺訓というとちょっと硬すぎる表現ですが、自分が人生を生きていく上で学んだことや悔いていることなどを、次世代の人に率直に語ってほしいのです。それが次世代の人の人生の質の改善や向上につながれば結構なことですし、仮に目に見えた成果が上がらないとしても、その教えを通じて世代間のつながりを感じることができるはずです。
さて、こうした教訓ものでは以前読んだ本で私の宝物の一つとなっている「人生の5つの秘密」を紹介しないわけにはいきません。多くの老人にインタビューして得られたエッセンスが、下記の5つの教えです。レビューにも書いたんですが、税金を遣って全家庭に無料配布してもいいくらいの本だと思います。
- 自分の心に忠実であれ
- 思い残すことのないように生きよ
- 愛になれ
- いまを生きよ
- 得るより与えよ