Googleが「最もたくさんの人に役立つ」アイデアを募集

投稿者: | 2008-09-27

Googleが、「おかげさまで10周年」の一環として、「プロジェクト10の100乗」というものを展開しています。最もたくさんの人に役立つアイデアを募集・選考し、優秀なものにはプロジェクトのための資金を付ける、というものです。

下記は歴史的なステートメントになるかもしれないので、全文を引用。

このプロジェクトを実施する理由

今や、かつてないほど多くの人々が多くの情報を手に入れ、さまざまなツールを自由に活用し、優れたアイデアを実用化できるようになりました。それと同時に、あらゆる立場の人々が多かれ少なかれこのようなアイデアの恩恵を受けています。

こうした状況にあって、最近の調査では、必要最小限の物質的な豊かさの中で、個人がより幸せを感じるのは人の役に立つことである、というシンプルな見方が強まっていることが判明しています。

つまり、人の役に立つことは、自分の役にも立つ、ということです。

ここで生じる疑問は、どうすれば人の役に立てるのか、またどうすれば十分に役に立てるか、ということです。

Google にその答えがあるわけではありませんが、答えはいたるところに存在するはずです。研究機関や会社、大学で見つかるかもしれないし、見つからないかもしれません。

本当の答えは頭の中、つまり今まで見てきたものや考えをめぐらせてきたことの中にひそんでいることもあれば、物事のちょっとしたつながりを発見したときや新しい視点で古いものを見直したときに気づくこともあるのです。

今、誰かの役に立つようなアイデアをお持ちでしたら、ぜひ教えてください。Google では、できるだけ多くの人々の役に立つアイデアを募集し、その実現を支援します。独自のアイデアを応募することも、他のアイデアに投票することもできます。アイデアの最終選出は専門の選考チームが行います。

役立つアイデアを心よりお待ちしています。

個人的には、アイデアそのものを募集するより、まずは「世界の中で解決されるべき問題・解決してほしい問題」を募ることから始めるといいんじゃないかと思います。で、その問題に利害や関心を持つ人が、アイデアへの賞金を寄付する、と。そうすれば、アイデア同士の比較や、あるアイデアが更なるアイデアを生む、ということも起こりやすいんじゃないでしょうか。

自治体から始まって全世界レベルまで、企業で、家庭で、アイデア提案制度が普遍化することを願いたいものです。改善が進むでしょうし、アイデアを考える者の脳トレにもなりますしね。

さて、私もこの「祭り」に参加する意味で、何かアイデアを応募してみるか。締め切りは、10月20日ですよ。

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