先般、学費支援プラットフォームという触れ込みの「studygift」なるサイトが登場、あっという間に炎上してしまいました。
私も細かい経緯をウォッチしているわけではないのですが、プラットフォームと言いつつ一人の女子学生しか登録しておらず、しかもその学生(実は学生ですらなかったという話も・・・)に多々問題があったため、事実上失敗に終わったようです。現状「活動休止」となっていますが、再開はかなり困難でしょう。
かねてからこうした若者支援のプラットフォーム、マイクロファイナンスの仕組みがあれば、と考えていました。それだけにstudygiftの失態は、残念ですし、うらめしいです。奨学金という仕組みはすでにありますが、必ずしも使い勝手の良いものでなく、そもそも使途も限られます。広く「夢」に向かって挑戦する若者をお金やその他の面で支援する仕組みの登場が、待たれるゆえんです。できればそうしたプラットフォームがいくつも生まれて、競い合い、あるいは棲み分けできるくらいであってほしいものです。
さて今後登場するプラットフォームには(そしてもしstudygiftが再開するなら、同プロジェクトにも)次のようなことを期待したいものです。
- 支援を受けた人の実績や活動の「見える化」。具体的には、SNSやブログを義務づける
- 「卒業」した人が、次は支援する側に回る
- 支援する側が、金だけでなく口も出せる仕組み(あまりやりすぎると逆効果でしょうが)
- プラットフォーム自体が、利用者・参加者の声を受けて成長していく
年収1%寄付を提唱しております。その1%のうちの半分とかせめて3分の1は、子育て中の親も含めこうした次世代の人たちへの支援に充てられるようだといいですね。