自己紹介と他己紹介

投稿者: | 2012-06-19

これは日本人に特有の感覚かもしれません。

自分で自分のことを「私はこんなに凄い」とか「私にはこんなことができる!」と自慢気に語る人を見ると、その内容を話半分で聞いてしまいます。話し方によっては反感や嫌悪感を催すことも、よくあるでしょう。

一方、第三者が「あの人はあんなに凄い」とか「あの人って、あんなもできるんだね!」と語るのを聞くと、それよりずっと素直に受け止められるような気がします。自分の中で評価が確立されていて「それは違うよなぁ」などと、内心で思うというのでもない限り。

さて、この「気づき」から私は二つのことを考えました。

まず、昨今話題の(?)「セルフブランディング」ですが、上のように「私は・・・」という話法でいくら語ろうとも、カッコつけようとも、あまり効果はないだろうな、ということです。当人にできること・すべきことは、見ている側、受け取る側が「あの人は・・・」と感じてくれるよう一貫したメッセージや姿勢を発信するところまで、ということになるのでしょう。

そしてもう一つは、日本人の多くの感覚がこのようなものである以上、我々はもっとお互いにほめあい、良いものを口コミで広めるようにしようよ、ということです。最近であれば、当然、ソーシャルメディアを通じてでもいいですし。

日本であまり評価されていないものが海外で高く評価され、その後日本でも広まって行く、というのはよくあるケースです。日本人同士だと嫉妬心のようなものが先だってしまうためかもしれませんが、情けない現象であることに間違いありません。私自身も、このことを肝に銘じ、自分語りの3倍、4倍、他をほめることに精を出したいと思います。

ということで、この記事の趣旨にご賛同いただけましたら、ほめてやってください(笑)。

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